美容師の働き方の種類 メリット・デメリットを解説!!

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美容師の働き方の種類 メリット・デメリットを解説!!

美容師における働き方改革

美容師における働き方改革
現在、働き方改革など世の中には多くの働き方がスタンダードになっています。
美容師も例外ではなく正社員や業務委託など様々な雇用形態があります。
「とりあえず働ければいいかなぁ・・・」ではなく、それぞれの形態のメリット・デメリットを
理解して自分に合った働き方を見つけましょう!

まずはどんな雇用形態があるか確認していきましょう
• 正社員
• パート/アルバイト
• 面貸し/シェアサロン
• 業務委託
• 契約社員
• 派遣社員

今後も時代に合わせて、上記以外の働き方もでてくるかもしれません。
(この他にもあるかもしれませんが・・・)

就職や転職してから「こんなはずじゃない」や「こうしておけばよかった」とならないために
それぞれの特徴を理解して最良の選択ができるようにしましょう

・正社員・パート/アルバイト

・正社員・パート/アルバイト
・正社員
現在、美容室で働いている方で一番多い業務形態ではないでしょうか
長期雇用を前提とする働き方です。
会社に所属し安定した収入や社会保険・有給休暇など福利厚生がしっかりしている事が多いです。
サロンによっては賞与が支給されたりしています。
また最近では産後休暇や育児休暇、出産手当など支給するサロンも増えてきています。
一方で勤務時間や休日に融通がききにくいことがデメリットです。
開店前の準備や閉店後の練習や講習などもあるので、出勤が早くなったり、
帰りの時間が遅くなる事も考えられます。
ただ最近の美容室も働き方改革等で、労働環境の見直しや改善を行っていたり、
社員旅行や会社の行事を充実させたりする企業も多く見受けられます。
残業や転勤などもありますが、安定した環境で教育を受け、しっかりキャリア形成をしていきたい方などにオススメな雇用形態です。

・パート/アルバイト
短期間や決められた時間で働く雇用形態で、週に1回や1日3~4時間程度の短期的な勤務が可能です。
時間制限付きなので、介護や子育てといった日常生活に支障なく働けたり
休日なども自分の都合やライフスタイルに合わせて調整できます。
ブランクが空いてしまうといった不安も解消できるかもしれませんし、
子育て等でブランクがある場合でも仕事に復帰がしやすい雇用形態かもしれません。
パート/アルバイトのデメリットとしては、
稼ぎ時の土日祝日に働けなかったり、休めなかったりすることがあります。
仕事中にご家族の体調が悪くなったり、お迎えの連絡等が入った場合には、
お客様や同僚に迷惑をかけてしまうかもしれないといった事もあり得ます。
また正社員と比べると、給料が安かったり、責任の重い正社員とは立場がやはり違ってくるので
コミュニケーションをうまく取らなければいけない事も考慮しましょう。

・面貸し/シェアサロン・業務委託

・面貸し/シェアサロン・業務委託
・面貸し/シェアサロン
フリーランスの美容師が顧客の施術のために、サロンから場所の一部(施術台1つなど)を
借りることを面貸しと呼び、面貸しを行なっているサロンを「面貸しサロン」と言います。
面貸しサロンは昔からありますが、面貸しサロンが進化した
「シェアサロン」という形も、近年、増加傾向です。
高い還元率や自分で出勤日数や時間帯を決められることがメリットではないでしょうか。
多数の顧客を持っている方や自己ブランディングにより集客をするスキルがあれば、
正社員や業務委託などの契約に縛られずに自身の顧客を施術することができます。
独立までの繋ぎや自由に働くことを大切にしたい人、
個人の力を試してみたい人などが上手く当てはまる雇用形態かもしれません。
使用する薬剤や価格に関しては自分で設定したり、契約時に取り決める場合があります。
その分デメリットとしては、基本的には新規の入客は見込めないので
自己集客ができるスキルがないと先細りになったり、
自己ブランディングを続けるノウハウ等を勉強し続ける必要がある点です。
時代の変化とともに、使用するツールにも変化があるので、
常に新しい情報やノウハウを構築しなければならない事も求められます。
個人のブランド作りから、勤務時間、施術方法や手順、接客などを自分で決めていけることは
面貸し/シェアサロンの魅力の一つではないでしょうか。

・業務委託
美容師は個人事業主(フリーランス)として、サロンに雇用されず完全歩合制で業務の依頼を受ける働き方です。
歩合の還元率が高く労働時間がシフトから選べるなどのメリットがあります やればやるほど報酬に反映されるため高いモチベーションで仕事をすることができます。
サロン側が集客を行うため、自分の顧客を増やすチャンスに変えるメリットがあります。
また正社員に比べて、昼から出勤や1日を通して出勤の他、無理な残業がなかったり、
週末や祝祭日の休みなど勤務時間や休日を自由に決めることができます。
収入面や自身のキャリアの将来性にメリットを感じやすい形態かもしれません。
その一方では、正社員と違い固定ではないので集客がうまくいかなかったり、
自身の体調を崩してしまった場合は報酬が低くなるリスクがあります。
他に開業届出や税金・保険、確定申告などの手続きを自分でしなければいけません。
確定申告を怠ると脱税になってしまうので注意が必要です。
またサロン側が主催する研修や勉強会がほとんどないため、自分でスキルアップをしていく必要があり、十分な技術がないと厳しい環境であるともいえます。
近年では、最低保証給を設定していたり、研修を行うサロンも増えてきているので、
ご自身に合ったサロン選びが大切です。

・契約社員・派遣社員

・契約社員・派遣社員
・契約社員
3年を上限とする契約期間の中で、個別に給与や勤務時間を契約し、
雇用期間が終了すると退職になる雇用形態になります。
双方の合意があれば、再契約を結ぶことができます。
将来的に海外で働きたいや独立したいなど、期間を区切った働き方をしたい方にオススメです。
また他の雇用形態と同じ部分にはなりますが、子育てや介護をする方でも、
勤務時間や休日の交渉をする事でライフスタイルに合わせた働き方ができます。
自分でサロンと契約するので、給料や待遇に関する交渉は全て自分で行う必要があるため
コミュニケーション能力が求められます。
勤務日数によっては社会保険は適用されますが、福利厚生や待遇については契約内容によりますので、契約時に確認が必要です。
また自分が望んでも、サロンの状況によって再契約ができない事や契約内容の見直しなどもあり、正社員に比べて雇用状態が不安定になることも考慮しなければいけません。

・派遣社員
オフィスワークの派遣社員と同様で、まずは派遣会社への登録・契約を行い、
その際に職務経歴や働きたい時間・エリアなど希望の勤務条件を伝えます。
登録時にはスキルチェックがある場合もあります。
派遣会社が自分にあったサロンを紹介してもらえるので、そこで指示を受けて働くことになります。
業務内容や勤務地、時給や待遇等の条件をあらかじめ契約で決まった範囲で行えることがメリットを感じられる雇用形態です。
また契約内容やサロンとの間でトラブルなどがあった場合は、
派遣会社の担当者が間に入ってサロン側と調整や交渉を行ってくれます。
様々なサロンで経験できることによって、多くの技術を身近で見ることで
スキルアップを図ること可能です。
デメリットとしては、契約社員同様に契約期間の終了や更新をしてもらえる保証はなく
自分の希望している条件での求人がないこともあるので、
安定的な収入が継続して得られない場合がある事も考えておかなければいけません。
また時給で働くので、正社員やフリーランスに比べて歩合が適用されないことが多いため、
歩合がないとモチベーションが上がらない方は注意が必要です。
新しい環境に行った際に、初対面の人たちと仕事をする事になり、
サロンによって業務内容やルールが異なるので慣れるまでが大変かもしれません。
その反面、派遣期間が決まっているので人間関係に深入りせずに気楽に働けるのが魅力でもあります。

まとめ

いかがでしたでしょうか
美容師として働くといっても上記のような、様々な働き方があります。
雇用形態は仕事をしていくうえで重大な要素になります。
自分がやりたいことや思っている事を見つめなおし、
納得のいくお仕事ができるようにご自身に改めて問いかけるきっかけになればと思います。
「思っていたのと違う・・・」とか「損しているかも!?」ということにならないために
ご自身のライフプランに合う働き方を選択できるようしたいですね。